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執筆者の写真慧 務川

【参議院選挙を終えて】

選挙中は安倍元総理が逝去。ご冥福を祈るばかりです。 二度とこうした事件が起こらないためにも、真相の究明が急がれますね。

参院選挙も終わりましたので、早速、朝の駅立ちをしました。 皆さん 毎日の通勤・通学お疲れ様です。


【日々雑感】 何事も入りたたぬさましたるぞよき。よき人は、知りたる事とて、さのみ知り顔にやは言ふ。片田舎よりさし出でたる人こそ、万(よろづ)の道に心得たるよしのさしいらへはすれ。されば、世に恥づかしきかたもあれど、自らもいみじと思へる気色、かたくななり。 よくわきまへたる道には、必ず口重く、問はぬ限りは言わぬこそ、いみじけれ。 <徒然草第七十九段>

何事についても、深く立ち入って知っているふりをしないでいるのが、よい。そうむやみに知ったかぶって言うものだろうか。片田舎から出てきた人ほどあらゆる方面に通じている様子の受け答えをするものである。聞いているこちらが、非常に恥ずかしさを感ずる点もあり、みっともないものだ。深く知っていることほど、口重く、問われぬ限り語らないことが好ましい。

政治活動をやっていると様々な人と接することになりますが、時折、人の心の機微への配慮に長けている方に出会うことができます。

そういう方は大抵、周囲の人からの信頼がとても厚いのですが、 共通しているのが「無暗に多くを語ろうとしない」所でしょうか。

他者からの信頼あっての政治ですから、この点よく肝に銘じるべしと自分に言い聞かせています。

他方で「語ってなんぼの職業」というのが一般的な政治家像であるので、良い政治家になるためにはその狭間で絶妙な均衡を保つ必要があるのだろうなと。

今回の選挙でも様々な公約や政策論争が飛び交ったように思いますが、 「知らないことは語らない」ことと「語って伝えなければならない」ことのバランスに四苦八苦されただろうことを、私は労わずにはいられませんね。

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